睡眠にはメラトニンとセロトニンが重要です。メラトニンを摂取すると睡眠障害を改善することができます

メラトニンとは

睡眠ホルモンをご存知でしょうか?

メラトニンとは人間の体内で生成されるホルモンの一種で、睡眠ホルモンとも呼ばれています。
このホルモンが分泌されると、脈拍や体温、血圧がゆっくりと低下していきます。
これによって、脳は眠る準備ができたと判断し、自然な眠りに入っていくのです。

このホルモンは、日中はほとんど分泌されず、夕方から夜間にかけて多く分泌される仕組みになっています。
夜眠りにつけるよう、体が自然とそうプログラムされているのです。
つまりこのホルモンの分泌バランスが崩れたり、分泌量が減ったりすると、快適な睡眠をとることができなくなってしまいます。
これが不眠症などの睡眠障害へとつながる
のです。

また、このホルモンはセロトニンと呼ばれる脳内神経伝達物質から作られています。
セロトニンと言えば幸せホルモンとも呼ばれる、心身の安定やリラックスに不可欠なホルモンです。
これが不足すると、必然的にメラトニンが不足することになります。

セロトニンが不足すると、うつ病など心の病を引き起こすことで知られています。
この関係から、うつ病の方はメラトニン不足に陥っていることが多く、不眠症を発症する確率が非常に高いのです。

メラトニンの働き

この他にも、メラトニンは私たちの心身に非常に役立つ効果を持っています。

まず体内時計や生活リズムを整える働きがあります。
目覚めとともに太陽の光を浴びることで分泌のサイクルをリセットし、心身に朝だと認識させます。
こうすることで新たな体内時計が動き出し、夜に向けてホルモンが正しく分泌されるようになるのです。
この体内時計を整える効果が注目され、不眠症の治療や時差ボケの解消に利用されています。

また、抗酸化作用やナチュラルキラー細胞を活性化させ、細胞の免疫機能を強化させる働きもあります。
抗酸化作用とは、活性酸素など体に害となる物質を除去する
作用です。
こうすることで、細胞の酸化つまり老化を防ぎ、若さを保ったりアルツハイマー病や生活習慣病などの改善にも効果があると言われています。

さらに、ナチュラルキラー細胞は活性化することで癌や動脈硬化を防ぐ効果があり、がん治療にも利用されています。

こういった体の健康を保つという面でも、メラトニンには非常にメリットが多いのです。

メラトニンは上記の通り元々は体内にあるホルモンですが、サプリメントとして摂取すること可能です。

最近の日本では、パソコンやテレビ、携帯電話などで明るい光を浴びることが多く、分泌サイクルが狂って慢性的な睡眠不足に陥ってしまう子供が多いと言われています。
睡眠不足は子供の集中力や学習能力に影響を及ぼす場合もあるので注意が必要です。

メラトニンをサプリメントで上手く摂り入れ、上質な睡眠と健康を保っていきましょう。

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サプリ購入法
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メラトニンが不足する原因

メラトニンは様々な理由で枯渇します

睡眠にとってとても大切なメラトニンですが、この物質の不足は睡眠障害を引き起こす原因になるとされています。
ではどういうことが理由でこの物質が不足するのでしょうか。

メラトニンは一日の中でも分泌の量が変わっています。

朝起きて日の明かりに照らさせることで分泌量が減り、夕方になり太陽が沈み光を浴びなくなることで徐々に分泌量される量が増えます。
だいたい午前2時頃に分泌量がピークになるとされています。
電気を暗くすると眠気が増すのはこのことが理由にあります。
その為、朝目覚めて夜になると眠るというあたり前の生活をしている方は問題ありませんが、起きる時間や寝る時間が不規則であったり、バラバラな方はこの物質が不足しやすくなります。

食生活にも原因はあります。
メラトニンを作るには、セロトニンが必要となります。
セロトニンを作るためには、トリプトファンが原料として必要となり、肉や魚、卵など蛋白質を含んでいる食材から補えるので、食生活に乱れがあり、蛋白質が足りていないと結果的にメラトニン不足にも繋がります。

加齢が原因によるものがあります。
若い人と比べて50才ではこの物質の量は半分ほどに、70才では夜になっても分泌量が昼間とほぼ変わらなくなってしまいます。
若い時はいくらでも睡眠していられたのに、年をとる毎に長く床についていられなくなるのはこれが原因です。
老人が早起きなのも納得です。

その他の理由として、ストレスがあります。
メラトニンの分泌を助ける「幸せホルモン」であるセロトニンがストレスにより、抑えられてしまうためです。
誰しもが少なからずストレスを抱えていると思いますが、ストレスが睡眠障害につながり、さらに睡眠不足を引き起こすことでそれがまたストレスになるといった悪い循環が生じてしまいます。
さまざまな原因がありますが、複数の原因が重複している方も多いと思います。安眠のために不足する原因を少しでも取り除くことが重要です。

メラトニンとセロトニン

睡眠障害の原因の一つに睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが不足してしまうことがあげられます。
ではどうしてこの物質の不足が睡眠障害に関係するのでしょうか。

私たち人間は、一般的に日中に行動をして夜になると睡眠をとります。
これは人間を含めて一部を除く多くの動物たちも共通です。
この当たり前な生活リズムに関係があるのがメラトニンです。
この物質は、夕方~夜中にかけて少しずつ分泌する量が増えます。
量が増えると脈拍、体温、血圧などが低下します。
これにより脳が睡眠の時間であると認識し、眠気を覚えるように私たちの体はなっています。
今までの進化する過程で、太陽のリズムに合わせて体も動くように私たち人間の体はインプットされているのです。

そのため、この物質が上手に分泌できないとなかなか寝付けなかったり、眠りが浅いといった睡眠障害に陥ってしまうのです。
不足する原因としては、生活リズムの乱れがあります。
太陽に合わせて生活することでうまく分泌されているため、深夜まで活動をしていたり、昼夜が逆転してしまうことは問題になります。

そのほかにもストレスや運動不足などうまく分泌されない理由はさまざまです。

セロトニンという物質が不足すると結果的にメラトニンも不足してしまいます。
セロトニンという物質は、精神面に多大な影響があり、心を安らかに落ち着かせてくれる効果があり「幸せホルモン」とよく呼ばれます。
この物質も生活のリズムが乱れることが不足の原因となります。
必須アミノ酸の1つ、トリプトファンを原料として生成されるので、蛋白質を含んでいる食材から補う必要があります。

私たちの睡眠には、これらのメラトニン・セロトニンといった物質が非常に重要です。
生活習慣に乱れのある方は、きちんとこれらの物質が分泌されるように生活習慣の乱れを見直すことが良い睡眠のためには重要なのです。

不眠症とは

不眠症の女性

皆さんは自分が眠りたいと思った時に、自分が眠りたいように眠ることができていますか?

眠りたい時に眠ることができるというのは非常にありがたいもので、疲れきった身体の疲労を回復させ、身体を動かすだけの体力と活力を蘇らせることできたり、勉強や仕事等で疲れきった脳を休ませ、頭のなかをスッキリとさせることができます。

しかし、人によってはなかなか眠りたい時に眠りたいように眠れないという現象に悩まされており、身体の疲労がいつまで経っても取れない、頭がいつまでもモヤモヤした寝不足に近い状態になっている……という人もいるでしょう。

そのような人は、もしかしたら不眠症と呼ばれる病気を発症してしまっているかも知れません。

この不眠症がいったいどのような病気なのか、というのを一言で説明すると、眠りたいと思っていても、自分が思うように眠ることができないという病気です。

この病気を発症してしまうと、自分が今から寝ようと思っていても、脳が眠りに入ってくれないため、眠ろうと思っても眠りにつくことができない、つまり覚醒状態で居続けてしまうのです。

その結果、自分はきちんと8時間眠りたいという風に思っているのにもかかわらず、いくら眠ろうと思ってもその時間分しっかりと睡眠をとることができなくなってしまう、時には眠ることはできているけれども全く眠った気がしない、というような症状に悩まされるようになるのです。

そして、このような不眠症の症状には様々な種類の病気が存在しているため、人によっては知らず知らずのうちに不眠症を発症してしまっている可能性もあるのです。

そのため、もし最近眠りたいと思っていても自分が思うように眠れない……という風に悩んでいるのであれば、一度不眠症を疑ってみましょう。

自分が不眠症かどうかの判断基準として、以下の3つの項目全てにYesと答えるかどうかと言うものがあります。

1.自分が眠りたいと思っている時間分の睡眠が取れない

2.眠れなくて辛い思いをしている、困っている

3.眠れていないことによって、生活に何らかの影響が出ている

もしこれら3つの要素全てにYesと答えてしまうような状態になっているのであれば、何かしらの不眠症を発症している可能性があります。

なので、もし何かしらの不眠症を発症しているかも知れないと思っているのであれば、まずは先述の3つの判断基準を見ながら何かしらの不眠症を発症しているかどうかをセルフチェックしてみましょう。

不眠症がもたらすリスク

不眠症がもたらすリスクを指摘する医者

眠りたいと思っていても、自分が眠りたいように眠ることができなくなってしまう。

そんな辛い不眠症の症状ですが、この症状を発症してしまうと、さまざまなリスクが現れるようになってしまいます。

まず、血圧の上昇があります。

私達の身体には交感神経というものが存在しており、この交感神経というのは手足にあるような細い血管、末梢血管と呼ばれるものを収縮させて血圧を上昇させる働きがあります。

この働きというのは、睡眠時には自然と弱まっていくようになっているので、眠っている最中には血圧が自然と低下していきます。

しかし、不眠症の症状を発症している場合、交感神経の働きというのは低くならないため、いつまでも血圧が高い状態となってしまい、その結果最終的には高血圧を発症してしまうのです。

また、睡眠というのは精神の安定と非常に深いつながりがあり、眠れないと人というのは非常に強い不安や不快感、苛立ちを感じてしまうものです。

そのため、不眠症を発症してしまうと、日常生活の中で些細な事に対して苛立ちを感じてしまい、その結果、情緒不安定となってしまうこともありますし、時にはうつ病のような心の病を発症してしまうこともあるのです。

さらに、きちんと睡眠が取れていない状態というのは常に脳が活動しているということでもあるので、不眠症を発症してしまうと、本来睡眠時に行われるはずの脳の休息が行えなくなってしまいます

脳が休めないと何が大変なのか、というのを想像してみましょう。

たとえば、肉体を休ませること無く活動させた時の事を考えてみましょう。

肉体が休息できない状態で延々と肉体労働などの作業を行うとどうなるかというと、上手くものを持てなくなってしまったり、歩こうと思っても足が動かなくなってしまったり、足を踏み出した瞬間に膝から崩れ落ちてしまう……という現象が発生します。

脳が休むことが出来なくなるというのは、このような現象が頭の中で起こると言う事で、いくら物事を考えようと思っても上手く考えられなくなってしまう、考えがまとまらなくなる、正常な思考ができなくなる、更には集中力も低下してしまう、一つのことに集中して取り組めなくなってしまう……などという状態に陥ってしまうのです。

このような状態になってしまった場合、デスクワークのような頭を使って物事を考えながら行う仕事が上手くできなくなるのは当然ですが、車の運転や高所での作業、危険な器具を利用した仕事というような、肉体労働に近い仕事を行う際にも事故を発生させてしまう可能性があるのです。

不眠症の4つの種類

不眠症の4つの種類を解説する医者

自分が眠りたいと思っていても眠ることができない、非常に辛い不眠症の症状…。

この症状を治療したい、どうにかしたいと思っているなら、まず知るべきことがあります。

それは、不眠症の症状についてです。

実は不眠症の症状というのは、4つの眠れないという症状をひとまとめにしたものなのです。

そのため、一言で「不眠症」と言ったとしても、その症状の中には4種類の症状が存在しており、治療方法なども異なっているのです。

そのため、もし自分が眠りたいように眠ることができないと悩んでいるのであれば、まずはさまざまな不眠症の症状について知り、その上で自分の発症している症状が不眠症の症状の中でもどのような症状に該当するのか、というのを知りましょう。

まず不眠症という症状で多くの方が想像するのは「寝付くことができるかどうか」と言うものではないでしょうか。

もし寝ようと思ってもなかなか寝付くことができない、という症状に悩まされているのであれば、その症状は「入眠障害」と呼ばれるものになります。

この症状というのは、寝ようと思っても眠ることができないという不眠症で、非常に多くの人がイメージする不眠症がこの入眠障害になります。

そして次に、眠ることはできるけれども寝ている最中に何度も目が覚めるかどうかです。

もし何度も目が覚めてしまうのであれば、それは「中途覚醒」という症状になります。

この中途覚醒という症状は眠ることがはできるけれども、何度も寝ている最中に目が覚めてしまうことが原因でしっかりとした睡眠が取れない……という症状が特徴的な不眠症です。

そして次に、眠っている最中に目が覚めることは無いけれども、本来起きないといけない時間の数時間前に目が覚めてしまって、その後眠れなくなってしまうという症状に悩まされているのであれば、それは「早朝覚醒」と呼ばれる不眠症になります。

この症状というのは、本来起きないといけない時間、本来であれば朝に起きる予定だったのに、日も登らないような早朝に目が覚めてしまう、という症状が特徴的な不眠症です。

そして最後に、眠ることもできるし、寝ている最中に目が覚めることもないし、きちんと眠りたい時間だけ眠れているけれども、何故か全く眠った気がしない……という現象、実はこれも不眠症の一種で、「熟眠障害」と呼ばれるものになります。

この熟眠障害というのは、眠っても眠った気がしない……という、一見すると不眠症には思えない症状が特徴的な不眠症なのです。

不眠症になりやすい人

眠れない女性

眠りたいのに自分が思ったように眠ることができなくなってしまう、非常に辛い不眠症ですが、実はこの不眠症の症状というのは、人によっては発症しやすい人と発症しにくい人の2種類の人がいるのです。

発症しやすい人と発症しにくい人、この違いは一体何なのか……。

答えは体質と生活習慣です。

私たちは一人ひとり異なった体質、そして生活の習慣というものがありますが、この2つの要素によって、不眠症を発症しやすいかどうか……というのは変わってきます。

具体的にはどのような物があるかというと、まず体質面から見た場合、不眠症を発症しやすい人というのはストレスを溜め込みやすい体質の人である……と言われています。

ストレスを溜め込みやすい人というのは、日常生活の中で様々な事を考え、落ち込み、悩む……非常に感受性が豊かで、多くのことを心配し、何か行動を起こす際にはそれがうまくいくように努力する人です。

そのような人というのは、眠ろうと思って布団に入っても様々な事を考えてしまったり、不安になってしまうため、眠ろうと思っている時に意識を覚醒させてしまったり、考えている事が原因になり、一人でストレスを作り出し、一人で眠れない状況を作り出してしまうのです。

そして「生活習慣が原因で不眠になってしまう」とはどういう事かというと、身体を眠らせるために必要となるメラトニンの分泌が生活習慣の乱れによって不足してしまう状態や、、一日中座ってぼーっとしていて身体を覚醒させるための要因が何も無く、眠りたくても眠れない状態となってしまう状態。あるいは夜勤と日勤を交互に行っているので睡眠時間が毎日バラバラになり、その結果眠りたくても眠れない状態が慢性化し、不眠症を発症してしまう……など、さまざまな生活習慣が不眠症の原因となります。

そのため、もし辛い不眠症を発症したくないと思っているのであれば、生活習慣の乱れや、眠りたい時に眠れなくしてしまうような体質を改善していく必要があるのです。

どれも簡単には改善することはできないので、不眠症の発症予防を行うのは非常に難しそうだと思ってしまうかもしれませんが、一度発症してしまうとそれ以上に辛い症状に苛まれることになります。

そのため、不眠症を発症したくないと思っているのであれば、しっかりとした生活習慣の見直しや体質改善を行なっていくようにしましょう。

そうすることによって、不眠症になることもなく、健やかで健康的な生活を送れるようになります。

不眠症の改善にはサプリメントや睡眠薬

サプリメント

眠りたいと思っていても、自分が思っているような睡眠を取れなくなってしまう、非常に辛い不眠症。

この症状を既に発症しており、非常に辛い思いをしているというような人は、とても多いのです。

こういった人の多くは、毎日眠れないことに悩み、集中力が続かずボーっとする頭を無理に活動させ、イライラした姿を人に見せないようにしながら日常生活を送っているので、毎日を非常に辛い気持ちで過ごしています。

ですが、いつまでもそのようなつらい気持ちのまま生活を送りたくはないですよね。

もし辛い不眠症に悩まされており、どうにかして治療を行いたいと思っているのなら、不眠症治療をはじめてみてはいかがでしょうか。

不眠症の治療に対して非常に効果の高いと言われているものとして、サプリメントと睡眠薬があります。

睡眠薬が不眠症の改善に効果的なのは分かりますが、サプリメントで不眠症を改善なんてできるの?と疑ってしまいますよね。

確かに、サプリメントというのは、ハーブや食品のエキスなどを利用して作られた栄養補填を目的とした健康補助食品です。

しかしこのサプリメントの中には、不眠症治療に効果的だと言われているサプリメントもあるのです。

このようなサプリというのは、服用することによってリラックス効果のある成分で体内を満たし、心身共にリラックスした状態を作り出すことによって睡眠状態に入りやすい状態を作ることができます。

そのため、なんだか最近少し眠れない気がする、眠れないのが辛くなってきた、というような比較的軽度の不眠症を発症している時に、このような不眠症治療用サプリを服用することによって、しっかりと身体を眠らせることができます。

そして、このようなサプリメントではどうしようもできないほどに重度の不眠症を発症してしまっている場合、、睡眠薬などの医薬品を利用していきます。

この睡眠薬という医薬品は、覚醒状態にある脳に対して作用するので、気分をスーッと落ち着かせつつ、眠りたくても眠ることができないという状態にある身体や脳を眠りにつかせることができるのです。

これら2種類の物をうまく活用・使い分ける事によって、つらい不眠症をしっかりと治療することができるようになります。

そのため、もし眠れなくて辛い思いをしているのであれば、まずは不眠症治療用サプリのような、眠れるようになるサプリメントを利用した不眠症治療をはじめ、それでも症状が一向に改善されていかないのであれば、睡眠薬を使用した治療を始めてみましょう。

睡眠薬の4つの種類

白い錠剤

不眠症がもし進行してしまい、非常に重度のものになってしまった場合、治療用のサプリなどを使用しても症状はなかなか改善されません。

通常の不眠症改善用のサプリではどうしようもないほどに不眠の症状が進行してしまったのであれば、睡眠薬を使用した治療を始めてみましょう。

睡眠薬を使用した不眠症治療を行ないたい、そう思った時には注意しないといけないことがあります。

それは睡眠薬の種類です。

実は不眠症治療に使用される睡眠薬というのは、大きく分けて4つに分けられています。

4種類の睡眠薬は不眠症の症状によって利用するものを使い分けることによって、不眠症の症状を治療していくことができます。

症状にあっていない睡眠薬を使用してしまった場合、治療するために服用しているのに一切治療ができず、時には不眠の症状を悪化させてしまう可能性もあるのです。

そのため、もし睡眠薬を使用した不眠症の治療を行いたいという風に思っているのであれば、まずは睡眠薬の種類について知っておきましょう。

睡眠薬の区分のキーワードとなる言葉として、「最高血中濃度到達時間」と「半減期」というものがあります。

最高血中濃度到達時間というのは、医薬品を服用した後に血液中の薬物濃度が最も強くなる時間の事です。

この最高血中濃度到達時間が早く訪れる医薬品というのは、使用した後に効果が最も強くなる時間が早いと言う事です。

睡眠薬を選ぶ際には、この最高血中濃度到達時間が非常に重要になるのです。

そして、半減期という言葉は最高血中濃度到達時間が訪れてから薬の効果が半減する、つまりほとんど効果が切れた状態になるまでの時間の事です。

この半減期までの到達時間によって、どのような特徴のある睡眠薬かを決定していくのです。最高血中濃度到達時間という言葉を覚えるのと同時に、この半減期という言葉も知っておきましょう。

睡眠薬の種類についてですが、以下の様にわけられています。

・最高血中濃度到達時間への到達が非常に早く、半減期の到達も早い……超短時間型

・最高血中濃度到達時間への到達が早く、半減期の到達も比較的早い……短時間型

・最高血中濃度到達時間への到達が早く、半減期の到達に時間が掛かる……中間型

・最高血中濃度到達時間への到達が早く、半減期の到達に長い時間がかかる……長時間型

これら4種類の睡眠薬は、症状によって効果のある物も異なってくるので、自分の症状にあった睡眠薬を使用し、確実な治療を行っていくようにしましょう。

超短時間型

超短時間型を解説する医者

睡眠薬には様々な種類のものが存在しています。

その中でも睡眠薬の作用が最も強くなる最高血中濃度到達時間が非常に早く訪れ、効果が半減する半減期の到達までにかかる時間も非常に短いという特徴のある睡眠薬、それが「超短時間型」と呼ばれる種類の睡眠薬です。

超短時間型の睡眠薬というのは、服用してから1時間以内に効果があらわれはじめ、その後2時間から4時間ほどあれば効果が切れていきます。

このような特徴のある超短期間型の睡眠薬は、服用してから効果が無くなるまでの時間も非常に短いという特徴と言い換えることもできます。

つまり、翌日まで睡眠薬の効果が残りません。

睡眠薬の効果によってしっかりとした睡眠を取りつつ、翌日には睡眠薬の効果が切れているので、非常にスッキリとした気分で目をさますことができるのです。

そして、このような作用のある睡眠薬を使用することによって治療ができる不眠症とは一体どのような症状なのかというと、眠りたくても眠ることができないという特徴のある「入眠障害」です。

この入眠障害というのは眠りたいと思ってもなかなか寝付けない為、しっかりと眠ることができないという症状が特徴的な不眠症です。

超短時間型の睡眠薬は服用後非常に早い時間で作用があらわれはじめるので、寝付けないという入眠障害で悩んでいる人も、薬の作用によってスムーズに睡眠に入れるようになり、眠った後もしばらくは薬効が継続するので起きることはなく、効果が切れた後は自然に目が覚めるまでゆっくりと眠ることができます。

そのため、もし眠りたくても眠れないという入眠障害の症状に悩んでいるのであれば、まずはこの超短時間型の睡眠薬を使用してみましょう。

そして、逆にこの超短時間型の睡眠薬を使用してはいけない症状というものも存在しています。

眠っていてもすぐに目が覚めてしまうという症状が特徴的な中途覚醒、そして、起床時間よりも何時間も早く目覚めてしまう早朝覚醒です。

これらの症状というのは、きちんと寝付くことができるけれど、寝ても目が覚めてしまうというものです。

そのため、超短時間型のように寝付けるようになる睡眠薬を使用したとしても、半減期に到達するために必要となる時間も短いので、効果が切れると目が覚めてしまいますし、早朝まで効果が持続するわけではないので、結果的に目が覚めてしまうのです。

もし中途覚醒もしくは早朝覚醒を発症しているのであれば、超短時間型の睡眠薬を使用するのは控えるようにしましょう。

短時間型

茶色の瓶と錠剤

4種類の睡眠薬の中でも特に多くの人に処方されている物に、「短時間型」の睡眠薬というものがあります。

この短時間型の睡眠薬というのは、服用後効果が最も強くなる最高血中濃度到達時間が訪れるまでの時間は超短時間型の睡眠薬と比べて少々時間がかかる反面、効果が半減する半減期の到達までにかかる時間も長い、という特徴のある睡眠薬です。

そして、この短時間型の睡眠薬は非常にさまざまな不眠の症状に効果があるため、不眠症治療の際に非常に頻繁に利用されています。

この短時間型の睡眠薬というのは、超短時間型のものよりも最高血中濃度到達時間が長めになっていますが、効果があらわれはじめるまでの時間はさほど大差がないため、「入眠障害」の治療にも使用されます。

そして、この短時間型の睡眠薬というのは、服用後6時間から10時間ほど効果が継続するため、服用後は薬の効果が切れるまでしっかりと眠ることができるのです。

そのため、この短時間型の睡眠薬というのは、眠っても何度も目が覚めてしまう症状が特徴的な、「中途覚醒」の治療を行う際にも使用されています。

中途覚醒を発症してしまった場合、眠ってからしばらくすると意識が覚醒し、目が覚めてしまいます。

しかし、短時間型の睡眠薬のように効果があらわれてから切れるまでの時間が比較的長い睡眠薬の場合、本来であれば意識が覚醒するような時間であっても、睡眠薬の作用で意識を眠らせることができるため、薬の効果がある間はしっかりと眠りにつき、眠っている状態から目が覚めることが無く、しっかりと薬効のある間眠りにつくことができるのです。

なので、この短時間型の睡眠薬というのは、中途覚醒の治療に非常に効果的なのです。

さらに短時間型の中でも半減期の到達に非常に長い時間……それこそ多くの人の平均的な睡眠時間である、8時間以上かかるようなものも存在しています。

このような半減期の到達までに時間がかかる短時間型の睡眠薬の場合、使用後薬が切れることによって目が覚めるため、中途覚醒の治療を行う際にも利用される場合があるのです。

このように、短時間型の睡眠薬というのは非常にさまざまな症状の治療に使用されます。

しかし、注意点として半減期到達までに時間がかかる短時間型の睡眠薬というのは、短時間型の中でもごく一部のものになります。

そのため、どの短時間型の睡眠薬でも中途覚醒を治療できるわけでは無いという事をしっかりと覚えておくようにしましょう。

中間型

黄色系の錠剤

睡眠薬の中でも特に多くの人に処方されているもの、それは短時間型の睡眠薬と呼ばれるものです。

この睡眠薬というのは、薬を服用してから効果が最も強くなる最高血中濃度到達時間に至るまでの時間が短く、効果が半減する半減期と呼ばれる期間に到達するまでにかかる時間は程々に長いという特徴のある睡眠薬で、非常にさまざまな症状の治療に使用されます。

そして、そのような短時間型の物と同じように比較的万能に使用することができると言われている睡眠薬に、「中間型」の睡眠薬があります。

この中間型の睡眠薬(中時間型の睡眠薬と呼ばれることもあります)というのは、最高血中濃度到達時間が比較的ゆっくり訪れ、服用後の効果が切れるまでの時間も短時間型の物と比べると比較的長いという特徴があります。

そのため、眠っても目が覚めてしまって熟睡できないというような中途覚醒や、寝ても早過ぎる時間に目が覚めてしまうような早朝覚醒を治療したいという場合、この中間型の睡眠薬を使用する事によってしっかりと熟睡できるように改善することができます。

もし眠っても目が覚めてしまうというような不眠症の症状に悩まされているのであれば、この中間型の睡眠薬を使用して不眠症治療を始めてみましょう。

また、この中間型の睡眠薬を使用しても治療ができない不眠症と言うものがあります。

それは、寝ようと思っても眠ることができない入眠障害です。

入眠障害というのは、寝付くまでに時間が掛かるだけであって、一度眠ってしまえばしっかりと眠り続けることができる、という特徴のある不眠症です。

そのため、この入眠障害の治療の際には服用後早い段階で効果があらわれ、最高血中濃度到達時間に到達する短時間型の睡眠薬や、それよりももっと効果が早い超短時間型の睡眠薬を使用する必要があります。

入眠障害であるにも関わらず、中間型の睡眠薬を使用してしまった場合、寝ようと思っても効果がなかなかあらわれないので寝付くことができず、結局寝ようと思ったらいつもとあまり変わらない時間にならないと眠ることができなかった……というような状態になってしまうことがあるのです。

つまり、睡眠薬の効果をなにも発揮することなく、ただ時間だけが過ぎていくのです。

もし、眠りたくても寝付けないという入眠障害に悩まされているのであれば、中間型の睡眠薬は使用せず、短時間型もしくは超短時間型の睡眠薬を使用した不眠症の治療を行うようにしましょう。

長時間型

白色の錠剤

睡眠薬には様々な症状が存在していますが、その中でも特に効果が長く続くという特徴のある睡眠薬、それは長時間型の睡眠薬です。

この長時間型の睡眠薬というのは、通常の短時間型や中間型の睡眠薬と比べて効果が現れるまでにかかる時間が長く、最高血中濃度到達時間に至るまでに3時間から5時間ほどの時間がかかります。

しかし、その分半減期に到達するまでの時間も非常に長く、薬の種類によっては30時間から40時間ほど効果が残るというような物も存在しています。

そのため、この長時間型の睡眠薬を服用して不眠症の治療を行った場合、薬の影響で夜に寝たのに目が覚めたら翌日の夜だったというような、非常に長時間の睡眠を取ってしまうような状況が発生する可能性もあります。

そのため、長時間型の睡眠薬を使用する際には服用する時間や、服用する環境、スケジュールなど、様々なものに注意をはらう必要があるのです。

このような理由もあり、長時間型の睡眠薬を服用するという人の数は中間型のものを服用している人と比べると少ない傾向にあるのですが、その分、服用した際には中途覚醒や早朝覚醒のような、寝ても目が覚めてしまうというような不眠の症状をしっかりと治療することができるのです。

なので、もし中途覚醒や早朝覚醒のような、寝ても目が覚めてしまうような不眠症を確実に治療したい、という風に思っており、職場の人や家族など、様々な人の協力を得られる状況にあるのなら、この長時間型の睡眠薬を使用して不眠症の治療を行ってみましょう。

また、この長時間型の睡眠薬の中には抗不安作用などがある物も存在しています。

そのようなものを使用すれば、夜にはしっかりと眠ることができ、日中には仕事やプライベートで発生する不安を和らげ、非常に落ち着いた気持ちで日常生活を送ることができるようになります。

その分日常生活の中で眠気が残ったまま仕事を行うことになってしまう、眠気があるままプライベートな時間を過ごさないといけなくなってしまうという状況も発生し得るので、もし長時間型の睡眠薬を使用したいと思っているのであれば、気楽な気持ちで使用するのではなく、自分の生活リズムや生活の習慣、職場の環境や一緒に働く人、家庭の環境や家族の理解など、様々な物を得て、使用するかどうかをしっかりと考えた上で使用するようにしましょう。

そうすることによって、非常に落ち着いた気持ちで日々の生活を送り、眠りにつくことができるようになるはずです。